AGAの原因と対応策

AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略であり、日本語に訳すと男性型脱毛症ということになります。思春期以降の男性は額の生え際や頭頂部の髪の毛が薄くなる場合がありますが、そのことを指します。額の生え際と頭頂部、どちらかという場合もありますが、どちらもという場合もあります。但し、いずれであっても一過性ではなく、月日を重ねるごとに進行するという点で共通しています。

ヘアサイクル

AGAの原因は判明しています。それは、ヘアサイクルの異変です。髪の毛は生えては抜けて、生えては抜けてを繰り返します。そして、髪の毛は成長期、退行期、休止期をというヘアサイクルで生えて、抜けます。成長期というのが、髪の毛が伸びる時期です。ヘアサイクルが正常な場合、成長期は2年から6年程度あります。

■AGAのヘアサイクル

しかし、AGAの場合、成長期は数ヶ月から1年程度しかないのです。ちなみに退行期と休止期の期間は、どちらも同じです。退行期は14日程度、休止期は3ヶ月程度です。そして、退行期とは髪の毛が伸びにくくなる期間、休止期は髪の毛の成長がストップし、髪の毛が抜ける期間であり、新しい髪の毛が誕生する期間です。

専門クリニックで行うAGA治療

成長期の期間の違いは何に影響するのかというと、髪の毛の状態です。成長期が長いから髪の毛がゆっくり成長する、短いから速く成長するということではないのです。つまり、成長期の短い髪の毛は、本来ならば成長途中の段階なのですが、成長が止まってしまっているのです。従って、髪の毛は短く、そして細い状態です。これが、いわゆる薄毛と呼ばれる状態です。

ジヒドロテストステロン

ヘアサイクルの異常をもたらすのが、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンです。ジヒドロテストステロンはテストステロンという同じく男性ホルモンと、5αリダクターゼという酵素が結びついて生成されます。

■全く逆の性質

ジヒドロテストステロンとテストステロンは、男性ホルモンということでは同じなのですが、ある意味、まったく逆の性質を持っています。ジヒドロテストステロンは前述したとおり、ヘアサイクルの異常をもたらし、その他にも体毛の増加、精力の減退、前立腺の肥大をもたらします。一方、テストステロンは生殖器の増大、性欲の増加、精子生成量の増加、やる気や行動力の増進をもたらします。そして何より、骨格、筋肉を成長させますので、男性らしい体つきにするためには必要な男性ホルモンなのです。従って、テストステロンは思春期以降に分泌量が増加します。

AGA治療で重視されている所

そこでポイントとなるのが、5αリダクターゼです。5αリダクターゼはテストステロンを補助する役割を担っていますので必要ではあるのですが、大量に分泌してしまうとジヒドロテストステロンを生成してしまいます。従って、5αリダクターゼの分泌量を抑制する必要があり、現在、行われているAGA治療は、そのことに重点を置いています。

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